きのう何食べた?ドラマ版。
楽しく毎週見ていますが、やっぱり原作好きとしてはちょこちょこっと違和感があるわけで。
ドラマ版で感じた違和感、突っ込みどころ・・・について少し吐き出します。
まず配役について。
一番違和感があったのが、法律事務所の志乃さんです。
もうちょっと背が高くて、マダム感が欲しかった。
シロさん役の西島秀俊さんはアリです。シュっとしたサラリーマン風もあるし、何よりイケメンなので原作シロさんにあっている。
そしてケンジ役の内野聖陽さん。この配役について、最初聞いたときは「ないわー」と思いました。
それというのも、ケンジは「細身」で合ってほしかった。かつ「ひょろっ」としていてほしかった!
内野聖陽さんは嫌いな俳優ではないけどむしろ男臭い演技とかすごく上手だし好きだけど、あふれ出る腕や胸、太もものムチムチ感・・・!ケンジでは・・・ない!!
…と感じたので、主役の配役的にはちょっと残念でした。
ドラマが始まってみたら、そこはやっぱり縁起が上手い・・・、ちょっとした表情とか、手つきとか、所作からすごく「ケンジ」を感じる。
ケンジのおねえ感て、3次元で見てやりすぎたら絶対くどくなるし、そんなだったら嫌だなあと思っていたけど、そこは絶妙な感じで抑えていると思う。(時々うますぎてくどく感じるけど)
ただ、ドラマ7話「酒雑炊&卵焼き」の最後の場面、シロさんが小日向さんから三谷まみのディナーショーのチケットをもらっていたことが、ケンジにばれた時のワンシーン。
ケンジが『ディナーショーのチケットを渡す代わりに「チューして!」』とわちゃわちゃ痴話喧嘩的なことしてたやつ、まあここまではギリいいとして(でも違和感)
最後に逃げたシロさんに対して「パン屋の女とも継続中!?」てケンジが叫ぶんだけど、あれがなんか違和感ありだったんですよねえ。ケンジそんなこと言わないと思うんだよなあ。
(内野さんのアドリブなのかな??)あのセリフ言わないとおもうんだよなあ。
あと、これが一番違和感があったのが・・・ドラマ4話「絶品ラザニア」で、シロさんがシロさん母親と電話しているシーンでの母親のセリフのトーン。
シロさんのお父さんの手術中、ハンカチを忘れたお母さんにハンドタオルを渡したシロさん。
後日、電話でそのハンドタオルの贈り主が、同居中のケンジであることを告げたシロさんに対し、
母「一緒に住んでいる彼氏さん?・・・そう。」(彼氏「さん」ていう言い方やめて)
シロ「名前、矢吹ケンジっていって」
母「・・・よく気が付く方なのね。柄も好みだったわ。ありがとう、ってお伝えしてね」
シロ「・・・また電話するよ。お父さんによろしく」
母「ハイッ(元気よく笑顔で)」
電話を切った後、「矢吹ケンジさん、か・・・」
このシロさんのお母さんのセリフの口調や表情がどうも・・・嬉しさの方が勝っているトーンがあって、違和感ありでした。
原作でのお母さんは、シロさんのことで悩みすぎて宗教にハマりツボやら着物やらと買いまくったり・・・かなりシロさんとケンジのことについて手探り状態な人ですから、
あんな風にシロさんのお相手のケンジのちょっとした気遣いでただただ嬉しそうにするってことはないんですよね。
そりゃ気遣ってもらって嬉しいだろうけど、それでもそれが「女性だったらよかったのに」、と思う気持ちは絶対あっただろうし、それでも「息子の相手だから受け入れたい」、「でも、どうして・・・」といった葛藤があるだろう人だから・・・だから・・・
あんな風に、カラっと明るく受け答え、というのはしてほしくなかったんだわー
あのお母さんなら、シロさんが初めてケンジをお正月に連れて帰ってきても、寝込んだりしない感じがしちゃうんですよ。
ドラマ版と原作の違いといえばそうなんですけど。そこはもうちょっと大事にしてほしかった。
以上。私が感じた違和感でした。